パーソナルスタイリストの仕事－ワードローブ診断編
個人向けファッションスタイリスト（パーソナルスタイリスト）の野本しょうこです。
プロのスタイリスト目線×子供目線から、親世代にあたる大人が素敵に見える服選びやおしゃれの情報を発信しています。
自己紹介はこちらから⇒ はじめまして - これからファッション~Korekara Fashion~
この週末も季節外れの台風に悩まされましたね・・・。
今日は、以前紹介しました「パーソナルスタイリストの仕事ーお買い物同行編」の続編です。
以前の記事はこちら↓
「お買い物同行」のサービスと共に、よくパーソナルスタイリストのサービスとして提供されているのが「ワードローブ（＝手持ち服・小物）診断」です。
ワードローブ診断とは、
お客様のお手持ち服・小物類を、ご自宅への訪問／サロンなどへ送付か持参／写真を撮って送る などしてパーソナルスタイリストが確認。組み合わせ方法やお買い物のアドバイスをさせていただくサービスです。
場所によっては「クローゼット診断」などの名称で提供しているところや、整理収納アドバイザーの方が提供している場合もあります。
お申込み
⇓
ご要望などの事前アンケート
⇓
カウンセリング・お似合いのスタイル診断（２H）
実際にお会いし、おしゃれや洋服についてのお悩みやご希望をしっかり聞きます。
またお悩みやご希望によって、パーソナルカラー診断・顔パーツ診断・体型診断などを併せて行い、お客様のお似合いのスタイルを一緒に確認していきます。
⇓
ワードローブ診断、アドバイス（３H）
お買い物同行より少し長めの時間を取って実施するところが多いです。
アイテム数が多い場合はテーマを絞って診断をします（例：冬服のみ、1週間分のコーディネート など）。
※「ワードローブ診断、アドバイス」と同時に「カウンセリング・お似合いのスタイル診断」を実施する場合があります。
⇓
アフターサポート ⇒お買い物同行へ
ワードローブ診断で終了するところもありますが、必要な買い足すべき洋服や小物をお買い物同行で提案させていただくところもあります。
ワードローブ診断を受けるメリット
①手持ち服や小物の整理が、ファッションのプロの助言を受けながらできる
洋服や小物の整理は自分でもできますが、自分の感覚で整理してしまうと、手持ち服に偏りが出て、洋服の数は減ったのに着まわせない・・・ということに陥りがちです。
「これは好きだから」「よく着ているから」という目線で整理してしまって、組み合わせづらい色ばかり残ってしまった、やけにスカートばかり残ってしまって上に着るものがない・・なんて経験をされていませんか？
ファッションのプロ目線で、お客様がお似合いになるアイテムを、バランスよく揃えられるよう助言させていただくことで、洋服を着こなすための最適な数に全体量を抑えて整理することができます。
②眠っていたアイテムの活用方法と捨てどきを知ることができる
ワードローブ診断に行くと、着こなし方が分からずにずっとタンスやクローゼットの奥底に眠っている洋服や小物に出くわすことはよくある話です。
そのようなアイテムの活用方法も、お似合いになる着こなしという観点からアドバイスします。
一方、モノによっては手放した方が良いと判断するアイテムも。
判断基準は「似合わないもの」や「流行が過ぎてしまったもの」などがありますが、例えば高級なブランド品ですと、もったいないと理由で長期間保管しがちですよね。
ファッションの流行というのは、一定のサイクルで繰り返してます。
ですが、次に流行りそうなのが30年以上先・・・となるとずっと取っておく方が、活用されず保管の場所ももったいないということになります。
もしまた長い目で見て、流行りそうなものであれば、いっそのことお子様やお孫さんに譲る・いさぎよく手放してしまうのも一つです。そのような見極めのタイミングも助言させていただきます。
③お買い物のムダがなくなる
手持ち服や小物を元に、スタイリストが買い足すべきものを提案しますので、お買い物でのムダがなくなります。
④手持ち服や小物の着回し力が高まる
手持ち服や小物を最適な数に抑えて整理し、かつ着こなしや活用方法を知ることで、すべてのアイテムが毎日着回しできる状態になります。
またお似合いの着こなしを元にアイテムを揃えますので、「毎日おしゃれ」でいられることで、気持ちの面でも明るく日々を過ごすことができるのではないでしょうか。
「ファッションは組み合わせが大切」
単品では似合わせづらいアイテムも、組み合わせ次第では似合うようになることも。
そして服は毎日着るからこそ、あまり悩まずに選びたいものですね。
