【50代60代・服の合わせ方でお悩みの方必見】プロ直伝!コーディネートの基本
個人向けファッションスタイリスト(パーソナルスタイリスト)の野本しょうこです。
プロのスタイリスト目線×子供目線から、親世代にあたる大人が素敵に見える服選びやおしゃれの情報を発信しています。
自己紹介はこちらから⇒ はじめまして - これからファッション~Korekara Fashion~
今日は「コーディネート(=服の組み合わせ方)の基本」をテーマにお話をしたいと思います。
こんな方にぜひお読みいただきたい記事です!
- おしゃれにきまった!と思って着たはずの服なのに、友人や家族に「今日はやけに派手だね~」「なんか地味じゃない?」と言われることがある
- パーソナルカラーや骨格診断・・・似合う服を着ることが大切なのはわかっているけど、自分の「好き」もうまく取り入れておしゃれを楽しんでいきたい
- いくつになっても服選びを楽しみたい!だからこそ、この先も役立つおしゃれの基本を今知っておきたい
どの学びにも共通して言えることですが、何かうまくなりたい・上達したいことがあれば、まずは基本から入りますよね。
それはおしゃれでも同じです。
一枚で素敵なお洋服も、おしゃれに決まるかどうかは「組み合わせ方しだい」で変わります。
ですので服の組み合わせ方、つまり「コーディネートの基本」を知っておくことは、おしゃれにとっては大切なことです。
また基本を知っておけば応用が効くので、苦手なアイテムをうまく着こなせたり、「似合う」と「好き」を両立させたワンランク上のおしゃれを楽しむことができます。
これからお話しする「コーディネートの基本」は、私もお客さまや撮影現場でのスタイリングを考えるときに必ず使っている考え方です。
そんなプロのワザを服の合わせ方にお悩みの方へ・・・特別に伝授したいと思います!
- コーディネートの基本:3つの要素とは?
- 3つの要素を「いくつ変える」かでまとまり感や個性の強さを調整できる
- まとまり感や個性の強さは「地味や派手」にとらえられることも
- おしゃれなコーディネートを目指すなら変えるのは2つまで
- 普通なコーディネートをおしゃれに変えてみる
- まとめ
コーディネートの基本:3つの要素とは?
では早速「コーディネートの基本」に入っていきたいと思います。
コーディネートは、この3つの要素で成り立っています。
- 色
- 形(=シルエット)
- 素材
3つの要素を「いくつ変える」かでまとまり感や個性の強さを調整できる
コーディネートをする時
色・形・素材それぞれの要素を統一させる(=共通点でまとめる)と全体にまとまり感が出て
色・形・素材それぞれの要素に変化をつける(=反対のものをぶつける)と面白みがあって個性的なコーディネートとなります。
【まとまり感のあるコーディネート】
- 色⇒ 同色系でまとめる(例:青系、赤系)、明暗をまとめる(例:明るいグレー+明るいブルー、暗い赤+暗い茶)
- 形⇒ 似たシルエットでまとめる(例:全体的にゆったりめのシルエットにする、Vネックにストレートパンツのように直線的なシルエットにする)
- 素材⇒ 似た素材でまとめる(例:光沢感のある素材でまとめる、編み目が細かい素材でまとめる)
【個性的なコーディネート】
- 色⇒ 同色以外の色で合わせる(例:青と茶、緑と紫)、明暗に差をつける(例:明るいグレー+暗い青、ピンク+暗い茶)
- 形⇒ シルエットに差をつける(例:上をゆったりめ+下を細身、上をVネック+下をフレアスカートで曲線的なシルエットに)
- 素材⇒ 素材に差をつける(例:上を光沢感のある素材+下を光沢感のない素材)
そしてこの3要素を「全てそろえるのか/一部だけ変えるのか/全て変えるのか」によって、コーディネートのまとまり度合いや個性の強弱を調整することができるのです。
まとまり感や個性の強さは「地味や派手」にとらえられることも
全ての要素をそろえて「まとまり感を強く」、全てを変えて「個性を強く」するコーディネートは決して悪いわけではないのですが、
別の見方をすれば、まとまりは「地味」個性の強さは「派手」と受け取られることも。
ですので
いつも「地味」と言われてしまう人は全ての要素をそろえすぎていないか
いつも「派手」と言われてしまう人は全ての要素を変えすぎていないか
日ごろのコーディネートを思い返してみましょう。
おしゃれなコーディネートを目指すなら変えるのは2つまで
地味すぎず派手すぎない、適度におしゃれなコーディネートを目指すならば、変える要素は2つまでにしておくのがオススメです。
最初は1つの要素どれか決めて、その要素だけ変化をつけることを意識して
徐々に慣れてきたら、2つの要素に変化をつけて楽しむのがいいと思います。
普通なコーディネートをおしゃれに変えてみる
では、実際にコーディネートの3つの要素を変えていくと、どのように変化するのか?事例をみていきましょう。
まずはこちらをご覧ください。
こちらのコーディネートは
- 色⇒ ジーンズとバッグは青系で、色の濃さも近い
- 形⇒ 全体的に細身で直線的なシルエット
- 素材⇒ 生地の編み目がデコボコしてない(フラットな目)
と各要素が共通点でまとめられています。
まとまり感の強い、ある意味シンプルないたって普通のコーディネートです。
今からこちらのコーディネートの要素を1つずつ変えてみましょう。
① 1つ変えてみる
- タートルTシャツ:水色に変更
- バッグ:茶色に変更
まずは「色」を変えてみました。
タートルTシャツは、ジーンズの濃い青と明るさを反対にしました。
またバッグは黄色みのある茶色なのですが、黄色は青の反対色(補色)と言われ、一緒に合わせることで両方の色を目立たせる効果があります。
簡単に言うと「差し色」というやつです。
色が暗めなので、それほど目立つ感じではありませんが、最初に比べればバッグの色がアクセントになっているかなと思います。
② 2つ変えてみる
- タートルTシャツ:編み目に凹凸があるセーターに変更
- バッグ:スエード素材に変更
次は「素材」をがらっと変えてみました。
タートルTシャツとバッグの生地を編み目がフラットのものから凹凸や起毛感のある素材に変え、デニムの素材感と差をつけました。
バッグもより黄色みの強い色にして、コーディネートのいいアクセントに。
最初のコーディネートと比較してみるとこんな感じです。
このようにコーディネートの基本である「色・形・素材」の要素のなかで
「そろえる部分をそろえて、変える部分は変える」
とメリハリをつけることで、バランスの取れたおしゃれなコーディネートを作ることができるのです。
まとめ
今回は「おしゃれになるにはまず基本から」ということで、コーディネートの基本についてお話させていただきました。
コーディネートは「色・形・素材」で成り立っていて、そのうち1つか2つの要素に変化をつけると、簡単にバランスの良い、おしゃれなコーディネートに仕上げることができます。
この基本を知っていれば
- 苦手なアイテムでも「形があまり得意じゃないけど、色と素材で合わせて着てみよう」と自分にあった着方ができる
- 「色は自分に似合う色ではないけど、形と素材をなじませればいいよね」と応用が利くようになります
ぜひ持っている洋服であれこれと組み合わせを考えて、コーディネートを楽しんでくださいね。
もしこちらの記事を気に入っていただいたら、Informationの下にある、記事のシェア・ブログのフォローボタンを押していってくださいね⇓⇓⇓