【完全保存版】1から分かる!50代60代のためのパーソナルカラー
「今まで着てた色が、最近合わない気が・・・。パーソナルカラー診断って自分に似合う色が分かるって聞いたんだけど、どういうことをするの?」
「パーソナルカラーってよく耳にするけど、そもそも何をもって似合う色と分かるの?本当に信頼できる診断なの??」
このような疑問をお持ちの方へ向けた記事です。
個人向けファッションスタイリスト(パーソナルスタイリスト)の野本しょうこです。
プロのスタイリスト目線×子供目線から、親世代にあたる大人が素敵に見える服選びやおしゃれの情報を発信しています。
自己紹介はこちらから⇒ はじめまして - これからファッション~Korekara Fashion~
人生で様々な経験を積んできた50代・60代の皆さま。
パーソナルカラー診断に限った話ではありませんが、気になったことは、信頼できる情報なのかまずはちゃんと確認した上で、判断していきたいですよね。
本日はそんな50代・60代の方に向け、パーソナルカラー診断の基礎知識と信頼性をプロのスタイリスト目線で分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
- パーソナルカラー診断とは?
- パーソナルカラー診断のメリット
- 本当に信頼できる診断なの?
- 診断の流れと注意点
- パーソナルカラーのタイプ
- パーソナルカラー診断は若い時に受けても、歳をとってから受けても結果は一緒?
- まとめ
パーソナルカラー診断とは?
パーソナルカラーとは・・・
自分自身の顔の色み(髪(地毛)、肌、目、唇) と相性のいい色
自分の色みと相性が良い、イコール 自分に合っているということ、
つまり「似合う色」を指します。
そしてその似合う色を調べる手法が「パーソナルカラー診断」です。
パーソナルカラー診断のメリット
顔にあたえるメリット
パーソナルカラーは顏の色みと相性のいい色ですので、身につけるとこのような効果が出ます。
・若々しく見える
・シミシワくすみが目立ちにくくなる
一方、パーソナルカラーではない色(=似合わない色)を身につけると、ここに挙げたことと逆の効果が出るということです。
スタイリスト目線から見るメリット
またファッションスタイリストの目線から見ると、このようなメリットを挙げることができます。
・毎日の洋服選び(色合わせ)に悩むことが減る
・似合う色を知ることで、今まで挑戦できなかった洋服の色にも安心してチャレンジができる
・苦手な色や自分のタイプ以外の色をどう着こなせばいいか分かる
特に、最後に挙げた「苦手な色や自分のタイプ以外の色をどう着こなせばいいか分かる」は、パーソナルカラー経験者でも意外と知らない人が多く、ぜひ覚えておきたいメリットです。
自分の似合う色を知るということは、「自分の特徴を知ること」になりますので、
「苦手な色や自分のパーソナルカラー以外の色をどう合わせれば、より馴染みやすくなるか」が分かるんですよね。
”基本が分かれば、応用もできるようになる”ということです。
こちらで具体例を解説しているので、よかったら見てくださいね▼
本当に信頼できる診断なの?
信頼できる診断かどうかを語る上で、触れておきたいのがパーソナルカラー診断の歴史です。
パーソナルカラー診断のルーツ
パーソナルカラー診断は1980年代のアメリカで誕生しました。今から約40年前のことです。
人間の色みに限らず「調和の取れた色彩」をテーマにした研究は、実は1980年代より前から存在しておりました。その代表例としてロバート・ドア「配色調和論」、ヨハネス・イッテン「色彩分類法」などが挙げられます。(理論の詳しい説明はここでは割愛します)
その後これらの理論を「人間に合う色」の点から体系的にまとめたのが、パーソナルカラーです。
日本には80年代後半バブル期の頃、海外に行く日本人が増えたことでアメリカから持ち込まれたと言われております。
つまり・・・
パーソナルカラー診断は「理論に裏付けされた、そこそこ歴史の長い診断」ということができます。
今や日本以外にも世界中で、色選びのアドバイスの方法として広く受けられていることを考えると、パーソナルカラー診断は、信頼できる診断と捉えていただいて良いのではないかと思います。
診断の流れと注意点
パーソナルカラー診断の流れは以下のとおりです。
⇓
②顔の下に「ドレープ」と呼ばれる色布を1枚ずつ当てる
受けるサロンなどによりますが、基本は全8色×4種類=計32枚の色で調べます。
(4シーズン分類の場合)
例えば黄色なら春→夏→秋→冬、青色なら春→夏→秋→冬・・・と各タイプの布を当てていきます。
(タイプについては後ほど詳しく解説します)
⇓
③各ドレープを当てた時の顔のパーツの変化を見ていく
肌にツヤがある、目がキレイに見える、唇が血色よく見える・・・など良い変化が出た色が「似合う色」となります
なお診断を受ける際の注意点として、
女性はできればすっぴんの状態で受けていただくことをオススメします。
例えばカバー力の高いファンデーションを使っていたり、厚めに塗っていると、肌の変化が変わりづらく、プロでも正確な診断が難しいケースがあります。
また本来の肌の色みと異なる色のファンデーションを使っている場合も同じです。
(パーソナルカラー診断の結果が昔受けたものと違うという原因の1つでもあったりします)
どうしてもお化粧をしなくてはいけない場合は、薄づきのファンデーションやフェイスパウダーなど薄化粧で受けていただくことをオススメします。
また口紅やチークは、もとの肌の色や唇の色が分からなくなることから、私が診断をする際は、一時的にオフしていただくようにお願いしております。
パーソナルカラーのタイプ
パーソナルカラー4つのタイプ
パーソナルカラーはそれぞれのグループが持つ色のイメージから
「春(スプリング)・夏(サマー)・秋(オータム)・冬(ウインター)」
と四季の名称がつけられています。
以下でタイプごとの代表的な色の例を紹介していきますが、
初心者の方は、色を例えやイメージの言葉で押えておいていただくと、分かりやすいと思います。
春(スプリング)タイプ
・色の例えやイメージ:フルーツや春の花(チューリップ、菜の花など)
夏(サマー)タイプ
・色の例えやイメージ:アジサイや水彩画、透明感のあるビー玉やかき氷
夏と聞くと、じりじりと太陽の日差しが照りつける真夏や南国の鮮やかな世界観をイメージされる方が多いのですが、
パーソナルカラーで言う夏は「梅雨」の時期、景色が濡れてどこか霞みがかったような色、グレーががった淡い色のイメージです。
秋(オータム)タイプ
冬(ウインター)タイプ
・色の例えやイメージ:クリスマス(もみの木やポインセチア)、蛍光色、雪が降った銀世界に映えるような白っぽい色み
クリスマスやネオンのような濃くはっきりとした色と、白っぽい色という濃淡の差が強い色が集まったグループです
パーソナルカラー診断は若い時に受けても、歳をとってから受けても結果は一緒?
結論から言うと、パーソナルカラーの結果は基本的には一生変わりません。
20代で受けても、50代60代で受けても結果は一緒です。
ただし条件によっては、似合う色が変わるということがあります。
例えば日焼けをして真っ黒になった・以前より肌が白くなったという場合・・・
・似合うタイプの中でも、暗めの色や明るめの色が似合いやすくなる
・1番似合うタイプ(ファーストシーズン)と2番目に似合うタイプ(セカンドシーズン)の差がかなり僅差の方は、結果が逆転する
ということはたまにあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
パーソナルカラー診断の基礎知識を信頼性について触れつつ、まとめました。
こちらの記事が皆さまの理解を深める助けになれば嬉しいです。